「近くで点検していまして、無料でチェックさせてください」——そんな連絡を受けたことはありませんか。太陽光発電の点検需要が高まる一方で、それに便乗した悪質な勧誘トラブルも増えています。この記事では、典型的な手口と、被害に遭わないための確認ポイントをまとめます。
増えている「無料点検商法」の実態
太陽光発電の保守点検は法律上の義務であることは事実です(詳しくは改正FIT法の点検義務化について解説の記事をご覧ください)。しかし、この「義務化」という事実を悪用し、不安をあおって高額な契約を迫る事業者が存在します。国民生活センターにも、太陽光発電の点検・修理に関する相談が継続的に寄せられており、注意喚起が行われています。
よくある手口のパターン
- 「無料点検」を口実に訪問し、その場で「危険な状態です」と不安をあおる
実際には点検らしい点検をしていないにもかかわらず、深刻な不具合があるかのように説明し、契約を急がせるケースがあります。
- 「今日契約すれば特別価格」と即決を迫る
比較検討する時間を与えず、その場でのサイン・入金を促すのは、悪質な勧誘に共通する特徴です。
- 法外な金額のパネル交換・工事を提案する
点検の結果、必要以上に大掛かりな工事や高額な機器交換を勧めてくることがあります。
- 点検結果の写真やデータを見せない、または不明瞭
正当な業者であれば、点検結果を写真付きの報告書などで具体的に示すのが一般的です。根拠を示さない指摘には注意が必要です。
契約前に確認すべきポイント
- その場で契約しない:一度持ち帰り、家族や信頼できる第三者に相談する時間を確保しましょう。
- 複数の業者に見積もりを依頼する:1社だけの説明を鵜呑みにせず、他の業者にも点検・見積もりを依頼して内容を比較しましょう。
- 点検内容と結果の根拠を確認する:「どこを、どう点検して、その結果何が分かったのか」を具体的に説明してもらいましょう。
- 会社の実在性を確認する:所在地や連絡先、対応エリアでの実績が明確かどうかを確認しましょう。
万が一契約してしまったら
訪問販売や電話勧誘販売で契約した場合、一定の条件下でクーリングオフ(無条件解約)が可能な場合があります。少しでも「おかしい」と感じたら、消費生活センター(消費者ホットライン:188)に早めに相談することをおすすめします。
まとめ
太陽光発電の点検が必要であること自体は事実ですが、それを口実にした悪質な勧誘には十分な注意が必要です。その場で契約せず、複数の業者を比較検討する習慣が、トラブルを避ける一番の防御策になります。
よくある質問
Q. 「点検が義務化された」と言われましたが本当ですか?
A. 事業用太陽光発電設備の保守点検は改正FIT法により実際に義務付けられています。ただし、それを口実に不安をあおって契約を急がせる業者には注意が必要です。
Q. その場で契約してしまいましたが、キャンセルできますか?
A. 訪問販売・電話勧誘販売の場合、条件を満たせばクーリングオフができる可能性があります。消費生活センター(188)に早めにご相談ください。
Q. 信頼できる業者かどうか、契約前に何を見ればいいですか?
A. 複数社への見積もり依頼、点検結果の具体的な根拠提示の有無、会社の所在地・実績の確認が基本です。
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- 株式会社茂山組|倉敷市、1959年創立
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