「点検を依頼したいけど、天気が悪い日は延期になるの?」と迷うオーナー様は少なくありません。実は点検内容によって天候の影響度は異なり、依頼のタイミング次第でスケジュールの立てやすさも変わってきます。
点検内容によって天候の影響は異なる
太陽光発電の点検には、パネルやパワーコンディショナの状態を目で確認する「目視点検」から、電気系統の数値を測定する「絶縁抵抗測定」「IV測定」まで幅広い種類があります。すべてが同じように天候の影響を受けるわけではなく、内容ごとに実施しやすい条件が異なります。
雨天でも実施しやすい点検
- 架台・配線の目視点検(感電リスクの低い外観確認)
- パワーコンディショナの表示・エラー履歴の確認
- 周辺の除草・防草の状態チェック
晴天・乾燥した状態が望ましい点検
- 絶縁抵抗測定(感電・漏電のリスクがあるため雨天時は延期されやすい)
- IV測定(発電特性の測定。降雨・曇天で日射量が安定せず正確な数値が取りにくい)
- 赤外線点検(パネル表面の温度差を見るため、直射日光や強い放熱がある時間帯が適する)
- パネル洗浄(雨上がり直後は逆に汚れが流れ落ちにくいことがある)
点検に適した季節・時間帯の目安
電気系統の測定を含む点検であれば、降水量が少なく気候が安定しやすい春・秋が候補になりやすいといわれています。梅雨時期や台風シーズンは延期・再調整が発生しやすいため、余裕を持ったスケジュールで依頼するのがおすすめです。
また、真夏の炎天下は作業員の安全面から避けられる場合があり、赤外線点検は気温差が出やすい時間帯(早朝や日没前後)が選ばれることもあります。具体的な最適タイミングは点検内容や地域の気候によって異なるため、依頼先の業者に確認するのが確実です。
業者に依頼する前に確認しておきたいこと
業者を選ぶ際は、料金や対応エリアだけでなく、悪天候時の対応方針も事前に確認しておくと安心です。
- 雨天時は自動的に延期になるのか、当日判断なのか
- 延期になった場合の再調整のスピード感
- 緊急駆けつけ対応が可能かどうか(悪天候後の点検急ぎのケースなど)
点検予定日が近づいてから慌てないよう、契約時にあらかじめすり合わせておくとスケジュールが立てやすくなります。
まとめ
太陽光発電の点検は、内容によって天候の影響を受けやすいものと受けにくいものがあります。電気系統の測定や赤外線点検は晴天・乾燥した状態が望ましく、季節でいえば春・秋が候補になりやすい一方、目視点検などは天候にかかわらず実施しやすい傾向があります。依頼前に業者へ悪天候時の対応方針を確認しておくと、余計な延期に振り回されずに済みます。
そもそも事業用設備には定期点検の実施義務があるため、天候で先延ばしにしすぎないことも大切です。義務の詳しい内容は太陽光発電の点検はなぜ義務化された?改正FIT法をわかりやすく解説で解説しています。
よくある質問
Q. 雨の日に点検予定を入れてしまったら、当日どうなりますか?
A. 電気系統の測定を含む点検は、安全面から当日または前日に延期の判断がされることがあります。延期時の対応方針は事前に業者へ確認しておくと安心です。
Q. 台風シーズンに点検を依頼するのは避けた方がいいですか?
A. 台風シーズンは天候が不安定でスケジュール調整が発生しやすいため、可能であれば前後の時期に依頼する方がスムーズです。台風前に確認しておきたいポイントは台風シーズン前に確認したい太陽光発電設備の点検チェックリストでも解説しています。
Q. 点検の時間帯にもおすすめはありますか?
A. 赤外線点検のように温度差を利用する点検は、早朝や日没前後など気温差が出やすい時間帯が選ばれることがあります。詳しい時間帯の判断は依頼先の業者にご相談ください。
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